暗号資産のレバレッジ取引、暗号資産交換業者の登録がなくてもOKなの?規制の仕組みを解説

はじめての暗号資産

これまでの記事で、レバレッジ・CFDの基本
証拠金・追証の用語
税金の違いを紹介してきました。

今回は、少し気になる疑問に答えます。「暗号資産交換業者の登録がない会社が、暗号資産のレバレッジ取引を提供しているのは合法なの?」という点です。

正直、私も最初は「暗号資産を扱うなら、暗号資産交換業の登録が必須なのでは?」と思っていました。
でも調べてみると、実はそもそも規制の枠組みが違うということが分かったんです。

結論:現物取引所とCFD業者は、別々の法律で登録している

資金決済法(暗号資産交換業者)と金融商品取引法(第一種金融商品取引業者)の違い
資金決済法(暗号資産交換業者)と金融商品取引法(第一種金融商品取引業者)の違い

結論から言うと、「暗号資産の現物を扱う」ことと「暗号資産のCFD(レバレッジ取引)を扱う」ことは、根拠となる法律自体が違います。

現物の暗号資産取引所(Coincheck、bitFlyerなど):
 資金決済法に基づく「暗号資産交換業者」として登録

暗号資産CFD・レバレッジ取引の提供会社:
 金融商品取引法に基づく「第一種金融商品取引業者」として登録

つまり、「暗号資産交換業者」として登録していなくても、
「第一種金融商品取引業者」として登録していれば、暗号資産CFDを提供することは法的に問題ありません。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

「暗号資産=資金決済法」と思い込んでいましたが
CFDになると全然違う法律が出てくるんですね

なぜ規制の枠組みが違うのか

現物の暗号資産取引所は、実際に利用者の暗号資産を預かって管理するため、
利用者保護の観点から資金決済法にもとづく暗号資産交換業の登録が必要とされています。

一方、CFD(差金決済取引)は、以前の記事でも紹介した通り、現物を保有せず、値動きの差額だけをやり取りする取引です。
「暗号資産等関連デリバティブ取引」として、金融商品取引法上の規制対象に位置づけられています。

つまり、「暗号資産そのものを預かるかどうか」で、適用される法律・必要な登録が変わる、というのが実態です。

TOSSYの場合はどうなっているのか

TOSSYを提供するDMM.com証券は、「関東財務局長(金商)第1629号」として金融商品取引業者登録をしています。

TOSSYで扱われているFX・株式CFD・株価指数CFD・商品CFD・暗号資産CFDは、
いずれもこの金融商品取引法の枠組みのもとで提供されているサービスです。

したがって「暗号資産交換業者の登録がないから怪しい」というわけではなく、
そもそも参照している法律・登録の種類が異なるだけ、というのが正確な理解になります。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

登録の種類が違うことを知らないと
不安に感じてしまうのも無理はないですよね

むしろ「歴史の長い規制の枠組み」という見方もできる

ここでもう1つ、知っておくと安心材料になる話があります。

金融商品取引法(旧・証券取引法)は、株式・FXなどを長年規制してきた、歴史の長い法律です。
情報開示のルール、顧客資産の分別管理義務、行為規制など、長年の運用実績のもとで積み重ねられてきた投資家保護の仕組みが整っています。

一方で、暗号資産交換業の登録制度は、2017年に始まったばかりの比較的新しい枠組みです。

つまり、暗号資産CFDが根拠にしている「第一種金融商品取引業」という登録は、
新しいから緩い、というわけではなく、むしろ長い歴史の中で磨かれてきた制度のもとで運営されている、
という見方もできます。

もちろん、これはあくまで「規制の枠組みが成熟している」という話であり、
レバレッジ取引そのものの値動きリスクがなくなるわけではありません。
その点は、これまでの記事で紹介した通り、しっかり理解したうえで取り組む必要があります。

登録状況を自分で確認する方法

とはいえ、「本当に登録されているのか」を自分の目で確認したい、という方もいると思います。

・現物の暗号資産取引所については、金融庁のウェブサイトに「暗号資産交換業者登録一覧」が公開されています
・CFD・FXを含む金融商品取引業者については、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認できます

気になる業者があれば、名前や登録番号で検索してみると安心です。
また、無登録で営業している業者に対しては、財務局が警告を出すこともあるので、
そうした情報も合わせてチェックしておくとよいでしょう。

まとめ

暗号資産の現物取引所は資金決済法にもとづく「暗号資産交換業者」、
暗号資産CFD(レバレッジ取引)は金融商品取引法にもとづく「第一種金融商品取引業者」として、
それぞれ別の法律・登録のもとで運営されています

「暗号資産交換業者の登録がないから怪しい」ではなく、扱っているサービスの性質に応じて、適切な登録がされているかどうかを確認することが大切です。

TOSSYを提供するDMM.com証券も、金融商品取引業者として登録されたうえでサービスを提供しています。

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次回は、いよいよシリーズ最終回。下落相場でも利益を狙える「ショート」という考え方と、
TOSSYの具体的な特徴を紹介していきます。

サトシ(偽)
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「登録の種類が違うだけ」と分かると
不安が1つ解消されますね

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