RSIとは?買われすぎ・売られすぎが一目でわかる指標を初心者向けに解説

はじめての暗号資産

前回の記事「MACDとは?」で、
値動きの「勢いの変化」をいち早く捉える指標を紹介しました。

テクニカル指標シリーズ、いよいよ最終回となる第3回は、「RSI(アールエスアイ)」です。

移動平均線が「トレンドの向き」を、MACDが「勢いの変化」を見る指標だとしたら、
RSIは「今、買われすぎ・売られすぎになっていないか」を数値でチェックする指標です。

「オシレーター系指標」なんて言うと急に難しそうに聞こえますが、身構えなくて大丈夫です(笑)。
今回で指標編は一区切りなので、最後までサクッと読んでいってください!

結論:RSIは「買われすぎ・売られすぎ」を数値で示す指標

価格チャートの下に0〜100のRSIのグラフが表示されているイメージ
価格チャートの下に0〜100のRSIのグラフが表示されているイメージ

結論から言うと、RSIとは、現在の値動きが「買われすぎ」か「売られすぎ」かを、0〜100の数値で表す指標です。

正式名称は「Relative Strength Index(相対力指数)」。
数値が高いほど「買われすぎ」、低いほど「売られすぎ」というシンプルな仕組みなので、パッと見て判断しやすいのが特徴です。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

移動平均線が「体温」、MACDが「体温の上がり下がりのスピード」なら
RSIは「今、熱が出すぎていないか」を見ている感じです

RSIの仕組み:値上がりと値下がりの「勢いの比率」

一定期間の値上がり幅と値下がり幅を比較してRSIを算出するイメージ
一定期間の値上がり幅と値下がり幅を比較してRSIを算出するイメージ

RSIは、一定期間(一般的には14日)の値動きのうち、「値上がりした日の上昇幅」と「値下がりした日の下落幅」の比率から計算されます。

細かい計算式を覚える必要はありません。イメージとしては、

・値上がりの勢いが強い時期が続く → RSIは高くなる(買われすぎ方向)
・値下がりの勢いが強い時期が続く → RSIは低くなる(売られすぎ方向)

という、シンプルな比率の話だと思ってもらえればOKです。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

計算式は覚えなくて大丈夫です
「上昇の勢いと下落の勢いを比べている」とだけ理解しておけば十分です

RSIの基本的な見方:70以上・30以下がひとつの目安

RSIが70を超えるゾーンと30を下回るゾーンを示したチャートのイメージ
RSIが70を超えるゾーンと30を下回るゾーンを示したチャートのイメージ

RSIの一般的な使い方は、70以上を「買われすぎ」、30以下を「売られすぎ」の目安とするというものです。

70を超えてくると「そろそろ利益確定売りが出やすいかも」、30を割り込んでくると「そろそろ売られすぎで反発しやすいかも」と考える人が多い水準になります。

ただし、これはあくまで「目安」です。70を超えた瞬間に必ず下がる、30を割った瞬間に必ず上がる、という単純な話ではない点は覚えておいてください。

なぜ暗号資産でRSIが特に重要なのか

ボラティリティの高い暗号資産の値動きでRSIが素早く極端な水準に達するイメージ
ボラティリティの高い暗号資産の値動きでRSIが素早く極端な水準に達するイメージ

ここが今日一番伝えたいポイントです。

暗号資産は、前回・前々回でも触れたとおりボラティリティ(価格変動の大きさ)が非常に高い資産です。
SNSでの盛り上がりや著名人の一言で、短時間のうちに大きく買われたり、大きく売られたりします。

この「急激な買われすぎ・売られすぎ」を数値で客観的に把握できる点が、暗号資産とRSIの相性の良さです。

具体的には、以下のようなケースで役立ちます。

・SNSで話題になり急騰した銘柄が、そろそろ過熱していないか確認したい
・悪材料でパニック的に売られた銘柄が、そろそろ売られすぎになっていないか確認したい
・値動きに感情が引っ張られそうな場面で、一度数値で冷静に確認したい

サトシ(偽)
サトシ(偽)

「みんなが買ってるから自分も」となりそうな時こそ
RSIで一度冷静になれるのが便利です

RSIのダイバージェンス:MACDと同じ「隠れたサイン」

価格は高値を更新しているのにRSIの山が切り下がっているダイバージェンスの図
価格は高値を更新しているのにRSIの山が切り下がっているダイバージェンスの図

前回のMACDでも紹介した「ダイバージェンス(逆行現象)」は、RSIでも同じように使えます。

価格は高値を更新し続けているのに、RSIのピークはだんだん低くなっている状態を「弱気のダイバージェンス」と呼びます。

見た目の価格は強気でも、実は買いの勢いの裏付けが弱まっている、という隠れたサインです。反対に、価格が安値を更新しているのにRSIの谷が浅くなっていく場合は「強気のダイバージェンス」と呼ばれます。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

MACDのダイバージェンスと考え方は同じです
「あ、これ前にも見たやつだ」と思ってもらえれば十分です

RSIの注意点:強いトレンドでは「張り付き」が起きる

強い上昇トレンド中にRSIが70以上に張り付いたまま推移する様子
強い上昇トレンド中にRSIが70以上に張り付いたまま推移する様子

RSIにも弱点があります。

強いトレンドが続いている相場では、RSIが70以上(または30以下)に張り付いたまま、なかなか戻ってこないことがあります。

この状態で「70を超えたから売り」と機械的に判断してしまうと、そのまま上昇を続ける相場に対して、早すぎるタイミングで売ってしまうことになりかねません。

移動平均線やMACDと同じく、RSI単体で判断せず、他の指標や値動きの流れとあわせて確認するのが基本です。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

「70を超えた=即売り」ではなく
「過熱しているかもしれない」というサインとして受け止めてください

まとめ:3つの指標を組み合わせて使おう

移動平均線・MACD・RSIの3つの指標をまとめたイメージ
移動平均線・MACD・RSIの3つの指標をまとめたイメージ

RSIは、現在の値動きが「買われすぎ」か「売られすぎ」かを、0〜100の数値で示す指標です。

・一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率から算出される
・70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎの目安
・ダイバージェンスで「隠れた勢いの変化」にも気づける
・強いトレンド中の「張り付き」には要注意

ここまで3回にわたって紹介した移動平均線MACD・RSIは、それぞれ役割が違うからこそ、組み合わせて使うことで価値が出てきます。

今回でテクニカル指標シリーズは一区切りです。3つの指標をいきなり全部使いこなす必要はありません。まずは1つずつ、実際のチャートを見ながら慣れていってもらえればと思います。

サトシ(偽)
サトシ(偽)

移動平均線・MACD・RSIと、これで基本の3種の神器がそろいました
あとは実践あるのみです!

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