前回の記事「現物保有だけじゃない!暗号資産のレバレッジ・CFD・差金決済取引についてわかりやすく解説」で、
レバレッジ・CFD・差金決済の基本を紹介しました。
今回は、レバレッジ取引のニュースや解説記事でよく出てくる「証拠金」「追証」「ロスカット」といった用語を、
一気に整理していきます。正直、私も最初は全部同じようなものだと思っていました(笑)
このページを読めば、こうした用語が出てきても迷わなくなるはずです!
結論:「証拠金」には、実は4つの種類がある
「証拠金」とひとことで言っても、レバレッジ取引の画面には、
似たような名前の証拠金が複数表示されていることに気づいた方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、これは4つの異なる意味を持つ言葉が使い分けられているからです。
1つずつ整理していきましょう。
私も最初は全部同じに見えて
画面を見るたびに混乱していました(笑)
預託証拠金・必要証拠金・有効証拠金の違い
預託証拠金とは、あなたが取引口座に実際に入金している残高そのものです。「証拠金預託額」とも呼ばれます。
必要証拠金とは、今保有しているポジション(またはこれから取りたいポジション)を維持するために、
最低限必要な金額のことです。
有効証拠金とは、預託証拠金に、含み損益(評価損益)を加えた金額です。
「今すぐ全部決済したら、いくら手元に残るか」を表す数字とイメージすると分かりやすいです。
この3つから、以下の計算式で証拠金維持率が算出されます。
証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
この数字が下がるほど、次に説明する「追証」や「ロスカット」のリスクが近づいてきます。
追証(マージンコール)とロスカットの違い
「追証(おいしょう)」は、正式にはマージンコールの日本語訳です。
証拠金維持率が一定水準(多くの場合100%)を下回ったときに、
「証拠金が不足しています。追加入金するか、ポジションを減らしてください」という警告が届く仕組みです。
これに対してロスカットは、追証の警告後もなお証拠金維持率が下がり続けた場合に、
業者側が強制的にポジションを決済してしまう仕組みです。
つまり、追証は「警告」、ロスカットは「強制執行」という、2段階の仕組みになっています。
追証は「まだ間に合う」段階
ロスカットは「もう止められない」段階
この違いは覚えておいて損はないです
ロスカットを避けるための3つの工夫
ロスカットを避けるために、一般的に言われている工夫を3つ紹介します。
1つ目は、レバレッジを抑えることです。倍率を上げすぎなければ、価格変動による影響も抑えられます。
2つ目は、証拠金維持率をこまめに確認することです。100〜200%以上を目安に維持しておくことが推奨されています。
3つ目は、あらかじめ損切りライン(ストップロス)を設定しておくことです。
損失が一定水準に達したら自動で決済される注文を入れておくことで、想定外の損失拡大を防げます。
スワップ(金利調整額)とは
CFD・FX取引では、ポジションを翌日以降に持ち越すと、スワップポイント(金利調整額)という損益が発生します。
これは、通貨や資産ごとの金利差などに応じて、日々変動する仕組みです。
受け取れる場合もあれば、支払いが発生する場合もあるという点は覚えておきたいポイントです。
以前の記事「ガス代とは?」で紹介したブロックチェーンの手数料とは別物なので、混同しないよう注意してください。
Bid・Ask・Midの意味
最後に、取引画面でよく見る価格表示の用語も整理しておきます。
Bid(ビッド)は、業者が提示する「買値」です。
Ask(アスク)は、業者が提示する「売値」です。この2つの差額が「スプレッド」と呼ばれます。
Mid(ミッド)は、BidとAskの中間の価格のことで、日本語では「仲値」「中値」と呼ばれることもあります。
まとめ
証拠金には「預託証拠金」「必要証拠金」「有効証拠金」という3つの構成要素があり、
そこから算出される証拠金維持率によって、追証・ロスカットのリスクが決まります。
追証は警告、ロスカットは強制決済、という2段階の仕組みであることを覚えておけば、ニュースや解説記事もぐっと理解しやすくなるはずです。
こうした用語は、TOSSYのような複数資産をCFDで扱えるアプリの取引画面でも共通して使われています。
気になった方は、実際の画面を見ながら理解を深めてみるのもよいかもしれません。
次回は、暗号資産CFDと現物、税金の違いについて解説していきます。
用語さえ押さえておけば
取引画面を見ても怖くなくなります



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